-歳時記
飛梅-

春の訪れを告げる花と言えば、梅の花です。
桜より早く花を咲かせます。梅の花は香りが高く、白や紅梅色の花がとても美しいです。
衣縫裁彩は、日本の九州、福岡にあるので、太宰府にも近いです。
太宰府と梅の木と言えば、菅原道眞です。
平安時代、右大臣を務めていた菅原道真は、左大臣の藤原時平の讒言により、
失脚します。
菅原道真の出世を妬む者たちによる反発があったなど様々な説があります。
時の天皇、醍醐(だいご)天皇により、大宰権帥(だざいのごんのそち)として筑紫国・太宰府に左遷されてしまいます。
太宰府に左遷されて九州へ旅立つ時、道真は屋敷の梅の木を見上げて歌を詠みます。
東風吹かば
にほひをこせよ
梅の花
主なしとて
春を忘るな春風が吹いたら、匂いを(京から太宰府まで)送っておくれ、梅の花よ。
Sugawara no Michizane
主人(菅原道真)がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。
梅の木は、道真を慕って、一夜のうちに都から太宰府まで飛んできたのだとか。
太宰府天満宮本殿の右側にある梅が「飛梅」だそうです。
左遷された2年後に太宰府の地で没します。
菅原道真公が埋葬された御墓所の上に延喜5年(905)に祀廟(しびょう)が創建され、延喜19年(919)には勅命によって立派な御社殿が建立されることになりました。これが太宰府天満宮の起源です。
有名な梅祭りの紹介をします。
福岡県 築上町 しいだ 梅まつり
梅の花が綺麗な時期に訪れてください。
他にも旅行情報をご覧ください。 https://www.japan.travel/en/
destinations/kyushu/fukuoka/
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以下の写真が平安時代の衣装です。
狩衣(かりぎぬ)と言います。
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